この調査は、ドイツを中心としたヨーロッパ諸国における教育政策の動向を把握・分析した。今日の教育政策NPM(ニュー・パブリック・マネジメント)の影響を受けて、教育投資に対する効果が求められている。 主な教育政策は、就学前教育の重視、学校改善を進めるための学校外部評価、教育の効果を高めるための教師教育改革、大学における質保証と国際的共通化である。ヨーロッパ諸国では0歳児からの教育機会の保証に力点が置かれている。学校教育では、子どもの多様性に応じた柔軟な教育システムへの改革が進められている。学校外部評価は、学校改善を進める良い機会となっている。教師教育では、実践重視の養成が行われている。
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