研究課題/領域番号 |
24531059
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
吉谷 武志 東京学芸大学, 国際教育センター, 教授 (60182747)
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キーワード | 異文化間教育 / 欧州審議会 / 教員研修 / 国際機関 / 国際理解教育 / Pestalozzi Programme |
研究概要 |
3年計画の第2年度である25年度には、国外、国内の関連学会において研究成果の発表を行うと共に、収集資料の分析を行った。 まず海外においては、国際異文化間教育学会(International Association of Intercultural Education, Zagreb Conference, September 2013)に出席し、研究成果の一端を発表した。その際、本研究が研究対象としている国際機関、欧州審議会(Council of Europe, Stasbourg France)のペスタロッチ事務局において、教師の異文化間教育研修プログラムであるペスタロッチプログラム(Pestalozzi Programme)の責任者、Josef Huber氏を訪問し、インタビューを行うことで、これまでに得た知見の確認を行うと共に、ヨーロッパにおける教師の異文化間教育研修の状況についての最新の情報を得た。 また、国内では、関連学会である日本国際理解教育学会においても研究成果の一端を発表した。 収集資料の分析については、まず、海外でのインタビューで得た知見の分析、さらに現地調査の際に得た資料及びその多くが電子媒体となっている参考資料の整理と分析を進めた。このことで、ヨーロッパにおける教員に対する異文化間教育研修の現状と課題についての総体的な見取り図か描けたように思われる。 26年度については、年度当初にストラスブールにおいて開催される、欧州審議会加盟47か国の教師を集めた多文化社会化するヨーロッパでの求められる教員像に関する国際会議にオブザーバーとして出席することで、教師の異文化間トレーニングについての研究をまとめていくことにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していた計画の通りに進められており、関連学会での研究発表も、国内及び海外での学会で行うことが出来ている。関連資料についても、文献資料だけではなく、現地のプログラムの責任者へのインタビュー、研修会への参加も実現し、全体像が把握さえr筒あることによる
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今後の研究の推進方策 |
26年度は、ストラスブールでの国際会議に参加すると共に、年度後半において、研究成果の概要を持参し、研究対象であるペスタロッチプログラムのせきにんしゃであるJosef Huber氏、国際異文化間教育学会関係者、国際NGOアンネ・フランク・ハウスの教員トレーニング担当者との意見交換、研究レビューを行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
少額であるが、資料整理のアルバイト雇用ができなかったので、その費用にあてるため。 資料整理等謝金にあてる。
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