アジアと西欧のODA機関を比較した結果、JICAやKOICAのような援助機関はEFA(万人のための教育)政策課題に関心を持つが、中国は独自の政策課題を追求していることが判明した。韓国の援助国としての発達は、KOICAの組織体制から教育開発への取組み方に至るまで日本を手本としている一方、中国では教育への比重は少なく、インフラ整備事業にODAを集中させている。政策基盤の面で、中国は、開発や投資事業の影響を受ける途上国の地元の人々の人権を尊重しておらず、透明性に欠けると批判されているが、日本と韓国は国際的な人権保護を基本とした開発方法を十分に遵守している。
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