1.中学校・高等学校を問わず、ネットいじめの要因として「リアルの世界でいじめられた経験の有無」「いじられキャラであるかどうか」が強く影響していることが明らかとなった。ネットでのいじめと現実世界のいじめの被害者は同一であることが多く、生徒指導上の課題であるといえる。 2.高等学校でのネットいじめの特徴として、進学校と進路多様校ではネットいじめの内容に違いが見られ、進学校ではLINEでのさらしなどの「いじりの延長」、進路多様校では特定個人間でのメール等の誹謗中傷が多く見られた。 3.ネットいじめの啓発活動はケータイ等の所有ではなく、友人や保護者との人間関係を見直すきっかけを提供している。
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