・高校生の金融リテラシーを測定するための、調査票を開発した。金融リテラシーを測定する、統計処理方法(共分散構造分析)を得た。パスモデルを確定した。高等学校公民科の教員の協力を得て、約2,000件の調査票を回収することができた。 金融リテラシーは、「働き方の理解度」「お金の使い方の理解度」「リスク理解度・批判的判断力」「数的処理の能力」の4種類であることがわかった。ただし、「働き方の理解度」については、強い因果関係は得られなかった。おおよそ、金融リテラシーを生徒に習得させるカリキュラムの概要はあぶり出すことができた。教材開発には至らなかった。
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