本研究では、美術教育とまちづくり教育を融合し、教室からまちに出て、地域社会と関わりながら造形と表現を学ぶ学生参加型美術教育プログラムの実践と評価を行った。 1.美術系大学における学生の実践活動にみる課題検討として、学生による美術プロジェクトを視察した。2.社会と関わりながら学ぶ美術教育プログラムの開発と実践として、民俗行事「『つくりもん』の立体制作活動」と、店舗のシャッターに絵を描く「シャッターアート活動」を行なった。3.「シャッターアート活動」については、店主のヒアリングや地域住民のアンケート調査を通じて活動の評価を検証した。さらに活動報告パンフレットを毎年作成し地域に発信した。
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