40年に渡るイギリス初等教育における国語科教育改革の内実を、改革がもっともラディカルに現われる入門期(低学年)を中心に、国語科教育センターの手がけた実践的国語科教育研究の詳細を明らかにすることを通して一定程度捉え得た。特に観察評価法による教師の自己評価力の育成と読書力向上プロジェクトの内実と意義を詳細に論じた。 その成果は、『イギリス初等教育における国語科教育改革―Centre for Language/Literacy in Primary Educationの取り組みを中心に』と題した学位請求論文(広島大学大学院)に結実し、2015年3月、渓水社から刊行し、研究成果を公に還元した。
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