研究実績の概要 |
平成26年度の活動内容としては、当初の計画に沿って、学習者向けの視覚教材の作成に取り組むとともに、現職教員との検討会を随時開催した。また、2011年度からの小学校外国語活動(英語教育)の必修化を受けて、小学校での英語教育が注目されていることから、小学校における国語教育と英語教育の連携にも視野を広げて取り組んだ。 内容としては、認知言語学の知見にならい、視覚情報を抱負に挿入するため、パワーポイントによる教材を含め、動画や音声を取り入れた解説教材をデジタルベースで作成した。(下記[1]~[2])これにより、例えば、多義化(比喩的拡張)のプロセスを視覚的に理解できるようにし、英語と同じ原理で日本語の言語現象が理解できるよう配慮している。作成中のデジタル教材の妥当性に関して現職教員の意見を取り入れるため、検討会を開催する。また、作成したデジタル教材の妥当性を検証するため、試行的に実践授業での実際を参観し、効用を検討した。
[1]八木橋宏勇「英語科教員養成における対話型事例シナリオを活用したPBL教育」『杏林大学教職課程年報』創刊号, pp.1-8. [2]菅井三実「言語理論と教育実践との相互作用的アプローチ」(日本英文学会関西支部第9回大会英語学部門シンポジウム(2014年12月21日, 立命館大学 衣笠キャンパス)
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