研究課題/領域番号 |
24531167
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
杉本 直美 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 学力調査官 (40562450)
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研究分担者 |
冨山 哲也 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (10413907)
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キーワード | 学力調査 |
研究概要 |
本研究は,中学校国語科における思考力・判断力・表現力等の能力を測定するために「全国学力・学習状況調査」のB問題における課題解決の過程をコンピュータ上に再現し,より実際の学習場面に即した調査問題を開発するものである。具体的には,次の点を研究し,開発する。 1)今後の「全国学力・学習状況調査」B問題となり得る,コンピュータを用いて調査できる問題を作成し,その有効性と課題を分析する。(問題数と作成の方法を修正) 2)1)の精度を上げるために,PISA調査の「デジタル読解力調査(コンピュータ使用型調査)」を含むコンピュータを使用した学力調査問題について調査する。 ・B問題における課題解決型学力調査問題を参考に,授業や日常生活において実際に行われる課題解決的な言語活動の流れを,コンピュータを活用した課題解決型学力調査問題として具現化し,中学校2校において調査を実施。本調査は,調査問題をデジタル化することで,実際の課題解決の場面をより具体的にシュミレートし,実際の学習や生活の場面で発揮される能力を詳細に把握することを可能にするためのものであり,情報活用能力調査とは目的が違うものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究で目指す調査問題を作成する費用が,当初計画していた金額よりかなり高額になることが判明したため,できるだけ低予算で作成・分析できる方法を模索した。その結果,コンピュータを使用した学力調査問題(45分で実施する大問一題)を完成させ,中学校2校で調査を実施することができた。しかし,調査結果の分析については,その方法は整理したものの,実際に着手するにまで至らなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
・中学校2校で得られた調査結果(データ)の分析を行う。 ・26年度秋に,本調査の経過をまとめ,中間発表を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
データ分析に着手する予定であったが,その方法は整理したものの,実際に着手するまでには至らなかったため。 データ分析に係る費用に充てる。
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