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2013 年度 実施状況報告書

小学校における数学的モデリングの授業プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 24531176
研究機関山形大学

研究代表者

大澤 弘典  山形大学, 大学院教育実践研究科, 教授 (10343071)

キーワード数学的モデリング
研究概要

【小学校算数科における教材開発及び授業プログラムの作成】
平成24年度の本調査研究及びこれまでに開発した教材等を踏まえ,小学校5年及び6年における数学的モデリングの教材を開発し授業プログラム(各8時間程度)を作成した。本授業プログラム作成に際しては,小学校数学教員(山形大学大学院修了生4名)の研究アシスタントとしての協力を得ながら,研究アシスタントとの協議会を週1回定期的に開催し,本授業プログラムの問題点の発見と解消を図った。また,月1回定期開催される山形大学附属学校園共同研究数学部会において本研究の進捗状況を報告発表し,本研究の推進を図った。例えば,次のように数学的モデリングの教材開発を行った。公立小学校5年生1クラスを対象に,「単位量あたりの大きさ」の指導で「給食」を題材にPowerPointを利用しながら授業を実施し,対象児童の活動記録(VTR,児童のワークシート,授業者の省察記録)等をもとに分析・考察した。その結果,給食を題材にした本授業は,算数科における数学的モデリングの一教材として有効であることを明らかにした。
【研究成果の中間発表(学会発表等)】
本研究の学術的研究としての方向性や妥当性を評価するために,本研究で開発した数学的でもリング教材について,日本数学教育学会第46回秋季研究大会で口頭発表を行った。合わせて,本研究の中間発表として東北数学教育学会年報第45号へ投稿した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

山形大学附属学校園共同研究数学部会員及び山形大学大学院生らの協力のもと,本研究を順調に進展することができた。

今後の研究の推進方策

【作成した授業プログラムの授業実践】
平成25年度に作成予定の数学的モデリングの授業プログラムを6月及び11月に山形大学附属小学校等で授業実践し,その有効性を検証する。
なお,本授業実践に際し授業者は筆者が務め,山形大学附属小学校の算数科教員(3名)及び小学校数学教員(山形大学大学院修了生4名)が研究アシスタントとして,授業の観察者・記録者として協力する。実施した授業に関して,月1回定期開催される山形大学附属学校園共同研究数学部会において報告し,本授業プログラムの改善・修正を図る予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 算数・数学マジックの成果と課題2014

    • 著者名/発表者名
      大澤弘典,市川啓
    • 雑誌名

      東北数学教育学会年報

      巻: 第45号 ページ: pp.89-98

  • [雑誌論文] 算数科における数学的モデリングの教材開発2014

    • 著者名/発表者名
      大澤弘典,岩田栄彦
    • 雑誌名

      東北数学教育学会年報

      巻: 第45号 ページ: pp.81-88

  • [学会発表] プログラム「算数・数学マジックを楽しもう!」について

    • 著者名/発表者名
      大澤弘典
    • 学会等名
      日本数学教育学会第46回秋期研究大会
    • 発表場所
      宇都宮大学

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公開日: 2015-05-28  

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