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2012 年度 実施状況報告書

現職教員再教育におけるレトリック的思考力速成のためのカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 24531182
研究機関宇都宮大学

研究代表者

香西 秀信  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (20178213)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワードレトリック / トピカ / 論証子 / 非形式論理学 / 現職教員再教育
研究概要

本研究は、現職教員及び教員志望者(主として国語)のレトリック的思考力を速成するための方法を開発し、それに基づくカリキュラムや教材を作成することを目的としている。
初年度である24年度は、理論面と実践面の両面において研究計画を立てていた。理論面においては、非形式論理学のAffirmative Approach(肯定的方法)とNegative Approach(否定的方法)の理論的統合を図るべく、論証の最小単位である「論証子」の観点から様々な論証形式を抽出することを目的としていた。今年度は、Affirmative Approachの論証形式の一例として小学校国語教科書の説明文的文章教材を取り上げ、批判的に論証構造を分析することによって、教材レベルで提示される論証パターンを指摘した。実践面においては、Negative Approachとしての論証形式の具体的用例について検討した。具体的には、日常生活においてよく見られる「虚偽」について用例を挙げ、特に小中学生が理解可能なレベルの用例に絞り込んだ。そしてなぜそれらが「虚偽」とされるのかを論理的に説明できるような教材(ワークシート)案を構想した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

Negative Approachとしての論証形式の具体的用例収集については、25年度に予定していたものである。理論的研究が進展したために、研究協力者らの協力を得て着手した。

今後の研究の推進方策

代表者死亡のため廃上予定

次年度の研究費の使用計画

代表者死亡のため次年度の使用予定なし

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 教材解釈における「寛容」について(3) -予備的事例研究(その二)-2013

    • 著者名/発表者名
      香西秀信
    • 雑誌名

      宇大国語論究

      巻: 24 ページ: 1-9

  • [学会発表] 「考えること」の指導研究-考える力とその方法-2012

    • 著者名/発表者名
      香西秀信
    • 学会等名
      全国大学国語教育学会第123回富山大会
    • 発表場所
      富山大学(招待講演)
    • 年月日
      2012-10-28
  • [図書] 新しい国語 三年2012

    • 著者名/発表者名
      香西秀信
    • 総ページ数
      176-181
    • 出版者
      東京書籍

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公開日: 2014-07-16  

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