本研究の究極の目的は,教員の給食指導に必要な力量形成を行うことが食育の充実と継続に重要であることを提起するとともに,教育課程上特別活動の範疇に入る学校給食に関する内容を教職関連科目の一環に位置付けることである。上記の目的を達成するために今回は最初のステップとして,教員養成大学における特別活動関連科目における学校給食の扱いの現状を調べた。さらに,教員養成段階で押さえるべき内容を栄養教職員,学級担当教員,教員志望学生を対象にしたアンケート調査を参考に検討した。これらの結果を踏まえて,特別活動関連科目における学校給食を扱った授業を考案した。
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