研究課題
平成25年度には発信型医療英語(医療現場での英会話および国際学会発表のための英語基本表現)eラーニング教材を学生に試用させたが、平成26年度は、実際の国際学会をビデオに収めた口頭発表を視聴させ学ばせた。(方法)ロサンジェルスで開催された「American Heart Association Scientific Sessions 2012」の日本人と日本人以外各一名づつの口頭発表、京都で開催された「Pancreas Cancer 2012」の日本人と日本人以外各二名づつの口頭発表を示し、神戸大学医学部医学科の学生約100名にリスニングの課題を与えた。課題についての評価をさせたところ「大変ためになった」24.3%, 「ためになった」62.1%, 「あまりためにならなかった」10.7%, 「まったくためにならなかった」2.9%という結果が出て学生には良い教材であったことが証明された。また「この課題をすることによって、将来国際学会で発表するモチベーションは高まりましたか?」という質問に対して「大変高まった」4.9%, 「高まった」60.2%,「変わらず」29.1%, 「発表する気持ちが薄れた」1.9%, 「発表する気持ちがなくなった」3.9%との結果であった。ノーベル賞受賞者山中伸弥教授の母校でもあり、神戸大学医学科の学生は臨床だけでなく、研究にも興味を持っているが、今回開発した教材により65.1%もの学生が国際学会に関心を持ち発表しようという意欲が出たので、本取組は成功だったと考える。ただ、2年生で試用させたので内容が難しいという難点はあり、基礎医学の国際学会であればもっと理解しやすかったと考えられる。難点はあったが、早い時期に実際の国際学会を見せるのは学生の将来にとって大変有効な方法だということを証明でき、日本において医学研究に携わる者が出ることに貢献できることは間違いないと確信し、当取組を今後も精度を上げて続けていきたい。
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