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2016 年度 実績報告書

グローバル時代における移民学習の教材開発-ポストコロニアルの視点から

研究課題

研究課題/領域番号 24531214
研究機関中央大学

研究代表者

森茂 岳雄  中央大学, 文学部, 教授 (30201817)

研究分担者 中山 京子  帝京大学, 教育学部, 教授 (50411103)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2017-03-31
キーワード移民学習教材 / ポストコロニアル / 日本人移民 / 教材づくり / グローバル・スタディーズ
研究実績の概要

本研究は、多文化化が進む日本の学校において多文化共生にむけて、ポストコロニアルな視点から、学校で活用できる日系移民学習教材を開発し、その意義と可能性を検証することを目的としている。
最終年度の2016年は、次の二点について研究を行った。①南米における日系移民調査と教材開発、②研究成果の大学授業への応用
①については、研究2年目に実施予定であったが、諸般の事情で実施できなかったパラグアイ及びペルーにおける日系人調査を行った。具体的にはパラグアイでは、アスンシオンで行われた日本人移民80周年の記念式典に出席して参加者へのインタビューを行うとともに、イグアス移住地にも訪問して移住史料館等で日本人移民に関する資料調査を行った。ペルーにおいても、リマの日秘文化会館、日本人移住史料館、ラウニオン運動施設等、日系人関係の施設を訪れ、インタビュー調査及び資料の収集を行った。現在、その調査から得られた資料をもとに南米日系人に関する読み物教材を作成中である。
②については、これまでの研究で作成された移民教材を森茂の大学の授業において活用して、その教材を使った学生からのフィードバックを得て、教材の改善に役立てた。また本研究で行った教材開発の方法を森茂が大学で担当している「グローバル・スタディーズ」というハワイにおける日本人移民、日系人の教材化をテーマにした海外体験学習のプログラムに応用し、ハワイ島におけるフィールドワークを通して日本人移民、日系人に関する教材づくりを行い、学生の開発した教材を集めた研究成果報告書『ハワイ日系人の経験に学ぶーグローバル教育の教材開発ー』(2017年3月)として刊行した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 5件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 2016年グアム・太平洋芸術祭にみる教育とアイデンティティの育成2017

    • 著者名/発表者名
      中山京子
    • 雑誌名

      帝京大学教育学部紀要

      巻: 5 ページ: 109-119

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 文化人類学と学校をつなぐー国立民族学博物館の教育活動をふり返ってー2016

    • 著者名/発表者名
      森茂岳雄
    • 雑誌名

      国立民族学博物館調査報告

      巻: 138 ページ: 21-36

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] みんぱくシアターーハンズオンからマインズオンへー2016

    • 著者名/発表者名
      森茂岳雄・小林由利子・山本直樹
    • 雑誌名

      国立民族学博物館調査報告

      巻: 138 ページ: 103-109

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 博学連携教員研修ワークショップ10年のあゆみ2016

    • 著者名/発表者名
      中山京子
    • 雑誌名

      国立民族学博物館調査報告

      巻: 138 ページ: 37-46

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 歌と踊りで語り継ぐ南の島の物語2016

    • 著者名/発表者名
      中山京子・居城勝彦・八代健志
    • 雑誌名

      国立民族学博物館調査報告

      巻: 138 ページ: 91-96

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [図書] 小島勝他編『異文化間に学ぶ「ひと」の教育』所収、森茂岳雄「移民の教育」2016

    • 著者名/発表者名
      森茂岳雄
    • 総ページ数
      231
    • 出版者
      明石書店

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公開日: 2018-01-16  

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