本研究は、小学校4年生に対して投能力改善のための学習プログラムを実践し、学習前後の遠投距離の比較、動作分析、感想文のテキストマイニングからその有効性をみた。その結果、以下のことが明らかになった。1)遠投距離において、学習前後の有意差が見られた。これは、学習プログラムの実践から運動感覚を身に付けることで遠投距離を伸ばすことが可能であることが明らかになった。2)初速度と遠投距離の相関は、男女とも初速度水準が高いほど遠投距離も高いという結果が得られた。3)テキストマイニングからは、段階的な学習課題を提示し動きの習得が伴えば、児童の自己効力感を生み達成を予見できることにつながると予測できた。
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