研究課題/領域番号 |
24531222
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研究機関 | 広島修道大学 |
研究代表者 |
大澤 真也 広島修道大学, 人文学部, 教授 (00351982)
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研究分担者 |
中西 大輔 広島修道大学, 人文学部, 准教授 (30368766)
竹井 光子 広島修道大学, 法学部, 教授 (80412287)
矢田部 順二 広島修道大学, 法学部, 教授 (30299284)
記谷 康之 広島修道大学, 経済科学部, 講師 (00342303)
脇谷 直子 広島修道大学, 経済科学部, 准教授 (80435049)
川嶋 真由美 九州産業大学, 公私立大学の部局等, 講師 (30546932)
岡田 あずさ 広島修道大学, 経済科学部, 教授 (80351980)
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キーワード | eラーニング / 初年次教育 / 教材開発 / 英語 / 情報 / Moodle |
研究概要 |
平成25年度は前年度に開発に着手した英語アニメ教材を完成させ、無料での公開を開始した。それと同時に複数クラスにおいて試験的に利用し、教材の効果を検証している。この教材は本学において行ったCan-Do調査の結果に基づき、学習者が自信がないと感じる項目を15話から構成されるエピソードに組み込んでいる。その結果、教材を利用して学習した学習者の自信度が向上し、実際の英語力向上にもつながることを目指している。 またeラーニング利用の効果検証をテーマとした「eラーニングは教育を変えるか?-LMSとその効果の測定」と題したシンポジウムを平成26年2月15日に開催し、学外から講師を招聘した上で、実践報告も含めて効果測定に関する議論を行った。シンポジウムでは研究代表者および研究分担者がeラーニングシステムであるMoodleを利用して行った実践(英語および講義科目)におけるアクセスログと成績の関連を主な研究テーマとして分析を行った結果を報告し、今後の研究の方向性を確認した。その他、平成26年3月27日は外国語教育研究手法の知識に長けている研究者を学外から招聘し、研究手法における基礎的知識に関する講演および本研究課題に対する助言を行ってもらった。 学習効果の測定に関する尺度開発に関しては、進行が遅れているが、eラーニングに関する先行研究をまとめた上で質問項目を作成し、同一の質問項目を用いた質問紙調査を複数クラスで実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
eラーニングを活用している大学への視察は行えなかったものの、教材を開発後、尺度開発に向けての作業を開始することができた。またUstreamを用いた中継はできなかったが、公開のシンポジウムを1回、非公開の研究会を1回開催することができた。
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今後の研究の推進方策 |
eラーニングシステムの更なる活用を目指して環境の整備を行っていく。具体的には教員の利用を促進するためのツールの開発等を予定している。また英語アニメ教材および情報教材利用に関しては、実践報告などの形で既に各学会で報告を行っているが、平成26年度においても積極的に成果の発信を行っていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
教育成果を測定するための尺度開発に予想以上の時間がかかっているため。 尺度を利用した調査およびeラーニング利用環境向上のためのツール開発に利用する予定である。
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