1.5月14日の理数生物の授業(6・7 限)に、大阪市立自然史博物館で開催された特別展「トリケラトプス展」に生徒を引率、会場では林学芸員による実地解説を受けながら、ワークシートを活用して学習し、要所をタブレット型端末で撮影した。後日プレゼンテーションを作成・発表し、生徒による相互評価と、教員による評価を実施した。 2.キャンパスメンバーズ制度を活用した博物館利用者を増やすために、大阪市博物館協会と連携して、6つの博物館を紹介するパンフレットを作成した。その上で、7月15日・16日・17日の探究Ⅰ授業(2・3限)を活用して、1年生全員が大阪市立自然史博物館を訪れて、講堂で高校生のための博物館利用についての講義をうけ、その後、レポート作成のため常設展を見学した。 3.3年理科総合演習選択者に、夏季と冬季の休業期間中に博物館での学習課題を与えた。夏季は防災をテーマに大阪市立自然史博物館、大阪歴史博物館、津波・高潮ステーションの展示について、冬季は大阪市立科学館の展示についてのレポートを課した。卒業前に「理科の話題を2分間のプレゼンで伝える」課題を与え、各自のプレゼンテーションの完成度を評価した。 4.単位数や、受講者の理科に関する興味や関心、教室授業での探究的な学習の実施頻度などの異なるグループでのPISA型学力の変容から、効果的・効率的なPISA型学力養成の方策を考察した。包括的な研究報告を平成27年度全国教育研究所連盟・研究発表大会(大阪大会)にて行う(確定)。博物館と連携した学習と併せた、探究的な学習の実施が、好ましい成果を生んでいた。
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