研究課題/領域番号 |
24531234
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
懸川 武史 群馬大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (20511512)
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研究分担者 |
松永 あけみ 群馬大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (10222613)
音山 若穂 群馬大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (40331300)
霜田 浩信 群馬大学, 教育学部, 准教授 (80364735)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | UDL / 学力形成 / 包括的アプローチ / ピア・サポート / 認知心理学 / 真正の評価 / 21世紀型能力 |
研究実績の概要 |
アメリカにおける学力形成のアカンタビリティシステムから、我が国の現行学習指導要領をスタンダードとしUDLの理念(子ども一人一人の学びを保障する)をフレームワークとした授業デザインのモデル構築を図った。モデル構築を、子ども総合サポートセンターにおける実践研究及び研修により図った。アメリカにおける教育実践と国内の実践研究の比較分析により独自性が明らかになった。 1 UDLを導入した授業デザイン:子どもの実態分析→UDLのフレームワークを意図した学級文化の構築→現行の学習指導要領における「習得」「活用」「探究」及び教科特性を踏まえた年間指導計画の再構成→授業デザイン→授業公開→授業改善のスパイラルなモデル構築を図った。教育評価は、単元内でスパイラルな授業実践における教育評価を「真正の評価」の設計によりデザイン化を行った。 2 授業デザインにおける学習指導案文化との融合:UDLガイドライン新翻訳版(荒巻2014)による、授業分析→授業改善→授業実践サイクル過程を学習指導案の分析・改善、授業実践に導入し、融合を図った。 3 比較分析:アメリカにおける学力形成のアカンタビリティシステムにおけるUDLと、日本国内の授業参観、授業者へのインタビューでから、①UDLのフレームワークを核とした学級経営に基づく教育活動モデル、②新任教員の実践的指導力の向上モデルとアメリカにおけるUDLに関する教育実践との比較から独自性が明らかになった。 4 以上の研究実績から、「生きる力」と「21世紀型能力」(2013 国立教育政策研究所)の育成における、包括的なアプローチに関する研修プログラムをUDLとピア・サポートモデル(PSM)によりデザインした。今後の学力形成のアカンタビリティシステムの構築を図る。
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