重度重複障害児の参加を促す手がかりを明らかにするため、まず、相互的コミュニケーションの方略を分析し、活動を対話相手自身も楽しむこと、マルチセンソリーな手段を用いることが重要であることなどを明らかにした。そして、マルチセンソリー・ストーリーテリングに注目し、支援現場での効果的な支援策について英国の3事例を分析した。 今後の実践に向けて、マルチセンソリー・ストーリーテリング用の教材を英国BagBooksを基に試作し、また、教員や保護者向けのストーリーテリング講習会を開催した。さらに、今後日本語版を作成していくための参考資料とするためにナラティブインターベンションプログラムの翻訳を行った。
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