一般旗多様体の同変K理論におけるシューベルト類を研究するため,シューベルト基底に対する良い多項式代表を見いだすことを目指した.シューベルト類の積構造定数を研究することが目的である.
極大等方グラスマン多様体のK理論的同変シューベルト類を代表する関数を導入した.この結果に基づき直交型の場合に構造定数に対する予想を得た.同じアイデアに基づいて,リトルウッド・リチャードソン規則のK理論版の短い証明を得た.シンプレクティック型のグラスマン多様体の同変シューベルト類に対してパッフィアン和公式を示し,幾何的な手法により同変K理論にまで拡張した.極大等方グラスマン多様体の量子同変コホモロジーの環の表示も得た.
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