研究実績の概要 |
第12回代数曲線論シンポジウムを2014年12月20日-21日に日本大学にて開催した。講演者は9人で代数曲線の幾何学的研究、リーマン面として見た時の解析的研究及び代数多様体としての有限体上で定義した場合の情報理論への応用のそれぞれの観点から情報交換などを行った。また春井岳,三浦敬,高橋剛と共に平面曲線の自己同型群についての幾つかの結果を証明した。更に8月には琉球大学理学部に於いて招待講演として代数曲線上の自己同型群についての講演を行いリース積を考えることの有効性についての講演を行い、またB型のコクセター群が代数曲線の自己同型に関連して出現する場合に関する情報交換も行った。また米田二良とのワイアシュトラス点に関する共同研究もトレスの定理の一般化のために有理代数曲面上にある場合の計算方法を使い一般化に成功した。
|