研究課題/領域番号 |
24540058
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
丸林 英俊 徳島文理大学, 理工学部, 教授 (00034702)
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研究分担者 |
植田 玲 島根大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (70213345)
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キーワード | Asano整環 / 国際情報交換、トルコ / Dedekind prime ring |
研究概要 |
1. Skew polynomial ring S=R[x;sigma]が G-Asano整環になる必要かつ十分条件は、係数環Rがsigma-G-Asano整環であることを示すことができた.更に、Sのdivisorial ideals すべてを記述することができた. 2. Differential polynomial ring D=[x;delta]がG-ASano整環になる必要かつ十分条件は、Rがdelta-G-Asano整環であることを示すことができた.更に、Dのすべてのdivisorial idealsを記述することができた. 3. Bounded prime Goldie ringがG-Dedekind prime ringになる3つの特徴付けを得ることができた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
Ore-extension S=R[x,sigma,delta]において、sigma=1または、delta=0の場合、SがG-Asano整環になる必要かつ十分条件を与えることができた.しかし、sigamaが1でなく、deltaが0でない場合、SがG-Asano整環になる必要かつ十分条件を見つけることができなかった.
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今後の研究の推進方策 |
1. Ore extension S=R[x,sigma,delta]がG-HNP ringになる必要かつ十分条件を見つけたい.更に、その応用を考えたい. 2. Ore-Rees ring T=R[Xt;sigma,delta]が極大整環または、G-HNP ringになる必要かつ十分条件を見つけたい.更に、divisorial idealsの構造を決定したい. 3.8月19日~8月27日、Hacettepe University, Turkeyを訪問し、共同研究を推進する予定です.
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次年度の研究費の使用計画 |
インド、トルコへの出張旅費が、想定したより少なかったこと.及び、植田玲准教授(島根大学、研究分担者)を訪問できなかったこと. 今年度、共同研究のため、Hacettepe University, Turkeyを訪問予定(8月). また、Austriaで開催されるシンポジュウム(9月)で招待講演を依頼されている.この2つの 出張旅費に充当する予定です.
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