研究概要 |
以下の研究会を主催し,計算代数の最近の成果についての情報収集と微分幾何学への応用について議論を行った. 1. 2013年8月21日--8月23日, IMI 研究集会「数式処理研究と産学連携の新たな発展」, 九州大学伊都キャンパス 2. 2013年9月23日, 数学ソフトウェアとフリードキュメント/17, 愛媛大学 3. 2014年3月14日, 数学ソフトウェアとフリードキュメント/18, 学習院大学 IMI研究集会は,照井 章 (筑波大学),小原 功任 (金沢大学),横山 俊一 (九州大学),穴井 宏和 (富士通研究所/九州大学),横田 博史 (東芝インフォメーションシステムズ),濱田から構成される組織委員会によって開催された.この研究集会の成果はMIレクチャーノートシリーズより刊行された.2013年8月に佐賀大学で開催された研究集会「部分多様体の微分幾何学及び関連課題」についてもWorld Scientific社よりProceedingsが刊行され,新たに得られた複素射影空間内の実超曲面に関する結果が収録されている.「数学ソフトウェアとフリードキュメント」については,様々な分野の研究者が集い交流を行う貴重な機会となっている.2014年3月には,幾何学,計算機代数,計算機科学等の複数の専門家の協力を得て,数学に関連するオープンソースソフトウェアを収集したコンピュータ環境 MathLibre 2014 を開発,公開した.配布を通して,新たな専門家と研究交流を行うことによって,今後の研究の進展が期待される.
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