研究課題
基盤研究(C)
従来、最大不等式を証明するためには chaining や bracketing の手法が採用されてきた。本研究では、無限次元マルチンゲールに対する確率的最大不等式を証明するための新手法の研究を行った。伊藤の公式により、高次元のマルチンゲールの最大値を多数のマルチンゲールの和の最大値に帰着させる手法を採用した。この手法は、Kolmogorov 以来の研究の流れに一石を投じるものである。
統計科学