一般化された微分型非線形シュレディンガー方程式の孤立波解の軌道不安定性について研究した。この方程式は2つのパラメータに依存する孤立波解の族を持つ。孤立波解のパラメータ領域において安定性と不安定性の境目となる曲線を決定した。 二重冪型非線形シュレディンガー方程式と引力的なデルタ関数をポテンシャルとして含む空間1次元の非線形シュレディンガー方程式に対して、定在波解が強不安定となるための十分条件を与えた。ここで、孤立波解のどんな近くにも有限時間で爆発する解が存在するとき、その孤立波解は強不安定であるという。
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