2014 年度実績報告書

可測力学系と位相力学系との交流理論と非可換力学系の作用素論的基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号	24540195
研究機関	神奈川大学
研究代表者	長宗雄神奈川大学, 理学部, 教授 (10091620)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード	Hilbert space / Operator / Spectrum / C*-algebra / Dynamical system
研究実績の概要	汎関数が positive である Banach-環は自動的にその-作用とノルムでC-環になることを示した。また、古典的な調和解析での重要な問題であった Spectral systhesis の問題は最終的にＰ．Malliavin によって1950年代の終わりに解決されたが、非可換の調和解析の課題としてSpectral synthesis の問題を定式化し、それが成立するのは力学系がfree (周期点を持たない）なときのみに限ることを示した。-paranormal 作用素をバナッハ空間上の作用素に拡張しこの作用素の関係や共通部分についても明らかにした。