研究課題
本研究はすざく衛星で、広範な超新星残骸を探査するこちにより過電離プラズマの発見と起源解明クロム、マンガン、鉄、ニッケルなど超新星爆発時に中心部で合成される元素の定量観側により超新星とその残骸の構造と進化に新視点を導入することを目的としている。具体的な成果は ① G290.1-0.8 と3C391から過電離プラズマを発見した。 ② 3C397からFe, Niの異常増加を発見し ③ G350.1-0.3とG349.7+0.2からNi異常の発見 ④ G292.0+1.8から鉄輝線野発見など多岐にわたる。以上の成果は5編の査読論文、7 編の国際会議Proceedingsと1編の口頭発表である。
1: 当初の計画以上に進展している
査読論文が5編は予想以上の成果(予想2-3編)。国際会議にも8編も発表できた(予想では1-2編)。
すざくで観測した超新星残骸で未解析のものがまだ多多あるので、これらの解析を順次すすめ、論文として完成させる。特に微弱な鉄輝線の発見が本年度の大きな成果なので、この研究をさらに進める。すでに解析が終了した超新星での空間構造を研究し、元素組成分布から爆発の機構を解明する。過電離パラメタ―の空間分布や他の物理量との相関から過電離プラズマの生成機構にせまる。
海外旅費が当初想定よりすこし少なかったためすこし余った。
剰余は2.6万円程度なので、使用計画に変更の必要はない。
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すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
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10.1093/pasj/psu149
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http://www-cr.scphys.kyoto-u.ac.jp/