磁気浮力による不安定性を安定化する安定成層の効果を考慮した相対論的な磁場星を構成するための定式化を行い、具体的な数値解を求めた。また、ニュートン力学の枠内であるが、一般の軸対称定常の磁場星の平衡解に対する線形摂動の固有値問題を解くための定式化を行った。この支配方程式を実際にポロイダル磁場だけを持つ場合に適応し、数値的に磁場に固有の振動モード及び不安定モードを求めた。トロイダル磁場だけを持つ星の場合の固有振動解析も行った。この場合は磁場に固有の振動モードは求まらなかったが、回転に固有の振動モードに対する磁場の影響を調べた。その他、強い重力場中での電磁場の振る舞いについての解析も行った。
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