宇宙では、様々なスケールの物理現象が互いに影響を及ぼしながら絶えず起こっている。その中でも、最も壮大なスケールの物理を対象とするのが宇宙論であり、最も基本的な最小スケールの物理が素粒子物理そして量子重力であると言える。本研究では、量子重力理論に基づいて宇宙のより深い理解を得ることを目的として研究し、5年間で47本の研究論文を査読付き学術誌に出版した。具体的には、(i) 量子重力理論に基づく宇宙論、(ii) ローレンツ対称性を破る重力理論に基づく宇宙論、(iii) 非線形massive gravity理論に基づく宇宙論、(iv) その他の関連する題材、についての研究をおこなった。
|