研究成果の概要 |
本研究では、「第一原理核反応計算を用いたビックバン元素合成の天文学的S因子の定量的分析」の表題のもとに、現実的核力を用いた第一原理核反応論を用いて、原子核階層でのビッグバン宇宙論、及び、星内での4He元素合成という基礎的な核反応率について、スーパーコンピュータを用いた大規模数値計算を行った。特に、d(d,γ)4He、d(d,n)3He, d(d,p)tの詳細な分析を行った、また、本研究では、先行研究で提案していたガウス相関基底とトリプルグローバル合わせた新たな手法を一貫して用い、方法論の上でも、その有用性を示した。
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