研究課題/領域番号 |
24540284
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
初田 真知子 順天堂大学, 医学部, 教授 (10364887)
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研究分担者 |
田中 和廣 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70263671)
清 裕一郎 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60571338)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 超弦理論 / Tデュアリティ / 超空間 / 超重力理論 |
研究実績の概要 |
研究課題”ヒッチンの一般化幾何と超弦理論”における平成27年度に行った研究の成果は、主に次の2つである。 1.ラモン・ラモン場を含むTデュアリティを明白に持つ超重力理論の構築 2.ダブル空間における左右独立なType II超カレント代数とTデュアリティを明白に持つType II超弦理論の構築 Tデュアリティを明白に持つような、超弦理論の低エネルギー有効理論として、Type II 超重力理論を超空間の方法で構築した。前回の論文では考慮していなかったラモン・ラモン(RR)ゲージ場を、今回の論文でラモン・ラモンゲージ場の記述を定式化した。Tディアリティを明白にするため、通常の座標と弦理論特有の巻付量に対する座標を導入してダブル空間におけるType II 超代数を用いる。今回はさらにラモン・ラモンゲージ荷電を記述するため、中心拡大されたType II 超代数を与えた。この代数が支配する超空間の重力理論として、Type II 超重力理論を定式化した。また、この代数を満たす具体的な表現をカレント代数として与えた。そのカレントを用いて、明白なTデュアリティとκ対称性及び世界面の微分同相写像不変性を持つ超弦の作用を与えた。
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