本研究目的は、チャームバリオンと原子核で構成されるチャームハイパー核の構造研究を行うことにより、チャームバリオンー核子間の相互作用の構築を目指し、チャームハイパー核の束縛状態としての存在の有無を決定付けることである。この研究のために、one-boson exchange模型の立場から、チャームバリオンー核子間の相互作用を構築した。この相互作用はΛcN-ΣcN-Σc*N結合を含む相互作用である。この相互作用を用いて、NNNΛc-NNNΣcの結合4体計算を行い、確かに束縛状態として存在することを指摘した。
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