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2014 年度 研究成果報告書

発光性ジルコニウム錯体を用いた2重ベータ崩壊実験用液体シンチレータの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 24540295
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関宮城教育大学

研究代表者

福田 善之  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (40272520)

連携研究者 森山 茂栄  東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (50313044)
小川 泉  福井大学, 大学院工学研究科, 准教授 (20294142)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードニュートリノ / 2重ベータ崩壊 / ニュートリノ質量 / ジルコニウム / 液体シンチレータ
研究成果の概要

ニュートリノを放出しない2重ベータ崩壊事象の探索を目指して、発光性配位子によるジルコニウム錯体を含有した液体シンチレータの開発を行った。発光波長が430nmのジルコニウムODZ錯体を合成し、ガンマ線の観測に成功したものの、量子収率は13.2%しか得られなかった。そこで、量子収率30%が期待されたトリアジン基を導入したジルコニウム・キノリノール錯体を合成した。発光波長は510nmが得られたが、量子収率は12%に留まった。以上の結果から、発光性配位子を用いたジルコニウム錯体は量子収率が20%未満であるため、液体シンチレータの蛍光剤として使用するには十分な性能を得られないことがわかった。

自由記述の分野

素粒子物理学

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公開日: 2016-06-03  

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