研究課題
基盤研究(C)
素粒子・原子核実験に用いられる最先端測定器を冷却するための、2相CO2を冷媒として用いた測定器冷却システムの開発研究を行った。2相CO2というのは気相と液相のCO2が共存する状態で、CO2の大きな潜熱によって冷却を実現するものである。これまで他のグループによって開発された2相CO2冷却システムではCO2を循環させるのに液相ポンプが用いられたのに対し、われわれはより安価に実現できる、ガスコンプレッサーを用いたシステムを開発し、それを用いて-40℃から+15℃の範囲で測定器を冷却できることを実証した。
高エネルギー物理学