研究課題
基盤研究(C)
励起子ポラリトンを伝搬する有機色素ナノファイバーを用いて、ポラリトンの室温ボーズ凝縮の実現を試みた。初めに基板上のナノファイバーを自在に操作可能な技術を確立し、一本のナノファイバーの両端を接続することで、ポラリトンを閉じ込めるリング共振器(Q値4,000以上)の作製に成功した。リング共振器をレーザーで強励起することで凝縮状態の検出を試みたが、現時点では成功していない。一方で、新規ナノフォトニクス技術の開発に資する多くの新現象を発見した。
光物性