研究課題
基盤研究(C)
メカニカルブレーク接合(MCBJ)法によって試料の接合界面抵抗を制御し,カイラルp波超伝導(Sr2RuO4)接合に特有の量子輸送現象を見出すことを目標としてスタートした。しかし,極低温MCBJ実験の遂行が困難となったため,当初計画とは異なるが,同じRu酸化物である強磁性体SrRuO3(Tc = 160 K)にMCBJ法を適用し,局所電気伝導と磁性との相関を検証する研究を行った。強磁性状態と常磁性状態で電気伝導特性が大きく変化することを見出した。
低温物理学