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2014 年度 研究成果報告書

一次元三角格子系の電荷・軌道自由度の制御と新奇量子臨界相の創製と異常物性の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 24540373
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 物性Ⅱ
研究機関大阪大学

研究代表者

宮坂 茂樹  大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70345106)

連携研究者 田島 節子  大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (70188241)
村上 洋一  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (60190899)
熊井 玲児  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (00356924)
中尾 裕則  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 准教授 (70321536)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード軌道秩序 / スピンフラストレーション / 金属-絶縁体転移 / 量子臨界点
研究成果の概要

幾何学的フラストレーション系CaV2O4におけるスピン・軌道秩序の臨界現象を研究した。CaV2O4はモット絶縁体で、110K付近で軌道秩序を生じ、その結果スピンフラストレーションが解消され、50K付近で長距離反強磁性を生じる。Vサイトにd電子が一つ多いCrを置換し電子ドーピングを行う事で、軌道秩序が消失し、同時にスピンフラストレーションが回復し長距離反強磁性秩序は消失した。このように、競合する軌道秩序とスピンフラストレーションの制御に成功した。また、スピン・軌道秩序の融解に伴い金属-絶縁体転移が生じ、その臨界点では強いスピン・軌道ゆらぎに起因した非フェルミ液体的な振る舞いが観測された。

自由記述の分野

物性物理

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公開日: 2016-06-03  

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