研究課題
基盤研究(C)
グラフェンやトポロジカル絶縁体の表面に現れる二次元ディラック電子系に対する超伝導近接効果について理論的に検討した.グラフェンを介したジョセフソン効果を記述する汎用性の高い準古典理論を定式化し,また,ディラック電子系に対する近接効果を記述する一般的な有効モデルを導出した.これらの理論的枠組みを用いれば,従来の現象論的なモデルに基づいた議論を越えたより精密な解析が可能である.関連する課題として,トポロジカル絶縁体表面に現れるディラック電子系を記述する理論に取り組み,多くの成果を挙げた.
物性物理学