研究課題
基盤研究(C)
近年発見された重い電子系準結晶Yb15Al34Au51が、ゼロ磁場・常圧下で非従来型の量子臨界現象を発現するのみならず、圧力下でrobustな量子臨界性を示す理由、および、この物質と共通の非従来型の量子臨界現象を示す重い電子系金属beta-YbAlB4の低温での磁化率が、温度と磁場の比の4桁以上にわたって1つのスケーリング関数で表される実験事実が、Ybの価数ゆらぎの量子臨界現象の観点から、自然にかつ統一的に理解できることを理論的に示した。
物性理論