研究課題
基盤研究(C)
従来の電波掩蔽観測では幾何光学解法が用いられてきたが、多重伝搬が起こるときに解がうまく求まらない、回折効果により高度分解能が粗くなる、といった問題があった。そこで新たな手法である電波ホログラフィ法のうちの一つ、Full Spectral Inversionを金星大気に応用し、これらの問題を解決して、大気重力波にともなう微細な層構造や、対流圏界の急峻な温度極小の構造を明らかにすることができた。
惑星大気科学