時間分解光サンプリングを用いた超高速時間分解イメージング法を開発した。相対的な外乱を極力抑えるために、単一のブレッドボード上で共通の励起レーザを用いた2台の共振器長可変のモードロックレーザ発振器を構築した。繰返し周波数の高調波を共通のマイクロ波発振器を用いてヘテロダイン周波数変換した後に位相を検出し同期した。同期状態で光強度相関計を用いて測定した結果、自己相関幅~70 fsに対して同程度の相互相関幅を長時間安定に得ることができた。この装置を用いた複雑で高度に集積された分子系のイメージングへの適用を行っている。
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