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2014 年度 実績報告書

σー共役系ポリシランをドナーとする新規光起電力材料の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 24550052
研究機関鳥取大学

研究代表者

南条 真佐人  鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50302352)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードポリシラン / ペリレン誘導体 / 光起電力 / デンドリマー
研究実績の概要

これまでドナー・アクセプター系ポリシランの合成には、電子受容体としてフラーレンの導入を検討してきた。しかし、フラーレンをポリシランに共有結合を通して導入することは、フラーレンの立体障害や反応性の低さの原因から収率の高いものではなかった。今年度はフラーレンと同様に電子受容体として有望なペリレンの導入を検討した。導入に際しては反応収率の高いクリック反応を利用した。そのため、p-エチニルフェニル基を導入したペリレンを新規合成し、アジド基を有するポリシランと反応させることにより対応するペリレンを側鎖に有するポリシランを合成した。得られたポリシランの同定は各種各磁気共鳴および赤外吸収スペクトルにおいて行った。また、ペリレンおよびポリシランの紫外可視吸収スペクトルの測定を行った。
また、これまで得られたフラーレンを側鎖に有するポリシランやフラーレンを末端に有するポリシランデンドリマーの電気化学的評価を行うため、光起電力を測定する為のデバイス作成を行った。ITO基板上にスピンコートによりPEDOT:PSSの薄膜を調製し、さらにその上にフラロポリシランをスピンコートにより薄膜を形成させた。フラーレン含有率の高いフラロポリシランおよび低分子量のフラロポリシランでは、膜形成がフラーレンにより阻害され、良好な膜を作成することができなかった。一方、フラロポリシランデンドリマーは結晶性が高いため、スピンコートによる製膜には適さないことがわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ナフタレン置換シリカート錯体の合成とイオン液体への応用2015

    • 著者名/発表者名
      中島優太,南条真佐人
    • 学会等名
      電気化学会第82回大会
    • 発表場所
      横浜国立大学
    • 年月日
      2015-03-15 – 2015-03-17

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公開日: 2016-06-01  

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