研究課題
基盤研究(C)
光エネルギーを電気エネルギーに変換する際、電荷分離の高効率化と電荷分離状態の長寿命化は極めて重要な因子である。本研究ではこれまでに本研究者が知見を蓄積してきた三重項光増感部として白金錯体を用いたスピン制御電荷分離錯体を電変換素子へと展開することを目的に、1. 長波長吸収を示す三重項光増感型電荷分離システムの設計と合成、2. ドナー・白金錯体・アクセプター三連結体システムを利用した光電変換素子の作製と評価、3. ドナー・白金錯体二連結体を用いた色素増感太陽電池の作製と評価、の三点を検討した。
物性有機化学