研究課題
基盤研究(C)
これまで不活性な電子・磁気・光学特性および合成の困難さから報告例が少ない高クラーク数軽金属イオン(Mg(II), Al(III), Ca(II))を含んだ多孔性軽金属錯体の精密設計・合成に関する基礎研究を行った。その結果、ピリジン-N-オキシド部位をもつ配位子が多孔性軽金属錯体の構造多様化に有効であることを見いだし、得られた多孔性マグネシウムおよびカルシウム金属錯体が室温付近において二酸化炭素/メタン混合ガスから二酸化炭素を高選択的に分離できることを実証した。
錯体化学