LMTBE とLMGABEモノマーの開環重合および共重合を行い、ベンジル化ガラクトマンナンに導いた。比旋光度や NMR 測定から(1→6)-α-D-マンノピラナン主鎖の4位にガラクトースが分枝した合成ガラクトマンナンを合成した。硫酸化して数平均分子量4.0 x 103 から7.5 x 103、比旋光度+45.6から+88.7の硫酸化ガラクトマンナンを合成することが出来た。硫酸化ガラクトマンナンは標準と同程度の高い抗HIV性を示すことを見出した。SPR、光散乱による粒径測定およびゼータ(ζ)電位測定を行い、ガラクトース分枝の割合が少なくなると、抗HIV性は高くなり相互作用も高くなった。
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