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ポリアニオン系として，新しく開発したLixV3(P2O7)3(PO4)2をはじめ，LixV2(PO4)3，LixVFPO4およびLixVOPO4などの結晶構造，電子状態，電気化学特性ならびにスピンダイナミクスを追究し，多角的に二次電池正極性能を検討するとともに新物質開発を行った．
セラミックス系として，従来型正極LixCoO2のLi低濃度組成において，電気二重層キャパシタへの応用を示唆した．Liイオン正極であり熱電素材でもある複合結晶CuxV4O11の相関効果を検討し，オーバック機構に基づくスピンダイナミクスの解析からCuの高速振動を明らかにするとともに，固体二次電池への応用を指摘した．
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