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2014 年度 研究成果報告書

次世代有機EL素子への応用を指向した熱活性化遅延蛍光の解明と新規分子骨格の設計

研究課題

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研究課題/領域番号 24550210
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 機能材料・デバイス
研究機関京都大学

研究代表者

佐藤 徹  京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70303865)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード有機EL / 振電相互作用 / 熱活性型遅延蛍光 / フラーレン / ポルフィリン
研究成果の概要

次世代有機EL素子の発光機構として期待されている熱活性型遅延蛍光(TADF)を示すことが知られている非ドナー-アクセプタ系であるフラーレンC60やポルフィリンスズ錯体について、TADFの発現機構を理論的に解明した。対称性による電気双極子遷移とスピン軌道相互作用の選択則が本質的役割を果たしていることがわかった。これらの系ではT1よりも高エネルギーの三重項励起状態からの逆系間交差によるTADFであることが明らかとなり、この機構を対称規制TADFと名付けた。一重項状態よりも三重項状態の高い逆転一重項三重項構造も可能であり、この熱励起が不要な電子構造をもつ分子設計指針を提案し、設計を行った。

自由記述の分野

理論化学

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公開日: 2016-06-03  

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