本研究では、広範囲の太陽光を利用することができる高効率な色素増感太陽電池(DSSC)の開発を目的として、TiO2電極のルイス酸サイトに配位結合の形成により吸着できるピリジル基を「電子求引性・注入性吸着基」として導入したピリジル系D-π-A色素や、ジフェニルアミノ基をドナー基、フルオレンあるいはカルバゾーをπ骨格、Cat基をTiO2 電極への吸着基として導入したD-π-Cat色素を開発することに成功した。合成した色素を用いてDSSCを作製し、電子注入メカニズムと光電変換特性を解明することができた。
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