3年間にわたる研究開発により、計画当初に最終目的として掲げた「自己組織化ナノ材料の学術領域の発展」と「有機ナノチューブの高機能化による世界で初めての実用化」の両面で高い成果を得ることができた。 基礎研究面では主に以下の3点の成果を得た。①精密な分光分析手法を組み合わせた構造解析②表面粘性を評価し、ナノ材料中における各種結合を定量化③計6種類の新規有機ナノチューブを合成。 応用研究面では主に以下の4点の成果を得た。①酸化反応用触媒への応用②抗がん剤を吸着させDDSへ応用③強磁性ナノチューブの大量製造法を開発④随伴水処理技術として実用化を検討。
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