現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
第一年度における課題として、 1.異なる配位子場に存在するREイオンの磁化軸の決定 2.REイオンの磁気異方性の定量化 を掲げた。1については、CN=4, ~6, 8を有する物質の合成および磁場配向を実現したが、一部の物質の合成については当初の計画以上の進展が得られた。またREイオン種に対する磁化軸の決定も網羅的に明らかにした。2については、磁気異方性定量化に重要な役割を果たす因子が粉末試料の平均粒径より粒径分布であることを明らかにし、また、CN=4におけるCe, Pr, Ndイオンの面内-面間磁気異方性およびCN=8におけるErイオンの三軸結晶磁気異方性を配向度の磁場依存性から定量化した。 よって、研究課題全般としては、おおむね順調に進展している、と判断している。
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